機関誌「戦略研究」

機関誌「戦略研究」

戦略研究35 第一特集「戦略研究と人間本性」
      第二特集「何が軍事組織のパフォーマンスを決めるのか」


本体2,500円
<第一特集>
 〔論文〕扇 理恵子「明治日本の願望と憤慨―怒りの観点からみる日清戦争―」
 〔論文〕扇  直人「紛争発生・拡大とナショナリズム―満州事変を事例に―」
 〔研究ノート〕須田道夫「平和構築と人間本性―平和構築活動への進化政治学の適用の可能性―」
<第二特集>
 〔論文〕髙橋玄洋「防衛力整備の全体最適としてのPPBS―米国国防総省と防衛省の予算制度比較―」
 〔論文〕松原治吉郎「ゲーム・チェンジャー技術の軍事的効果への影響―戦間期の機甲戦開発の事例を中心に―」
 〔論文〕神藤 猛「謀攻篇と九地篇の論理的解釈―『孫子の組織』―」
 〔書評論文〕鈴木健人「伝統的アプローチの復権か?―国際関係史研究の意義と技法についての省察―」マーク・トラクテンバーグ著 村田晃嗣・中谷直司・山口航訳『国際関係史の技法――歴史研究の組み立て方』
 〔書評〕ブレンドン・J・キャノン・墓田桂編著 墓田桂監訳『インド太平洋戦略――大国間競争の地政学』(下平拓哉)
 〔書評〕浅野亮・土屋貴裕著『習近平の軍事戦略―「強軍の夢」は実現するか』(飯田将史)
 〔書評〕太田茂著『OSS(戦略情報局)の全貌―CIAの前身となった諜報機関の光と影―』(大野直樹)
 〔書評〕加藤博章著『自衛隊海外派遣』(小田桐確)

 

戦略研究34「認知領域をめぐる戦略」


本体2,500円
〔論文〕長迫智子「認知戦情勢に鑑みる対日本の攻撃アプローチの検討」
〔論文〕大澤 淳「ハイブリッド戦争と認知領域の戦い」
〔論文〕桒原響子「認知領域における偽情報対策―カナダのアジェンダ・セッティング分析―」
〔研究ノート〕佐野元昭-昭代「19世紀南カフカース・ポントス地方に於けるオスマン帝国の安全保障の試み ―ミクロな地方名望家の分権的安全保障からマクロな近代帝国の集権的安全保障へ―」〔研究ノート〕星野大輔「アメリカ陸軍の政軍関係規範―ウェストポイント卒業生の軍事専門職―」
〔講演〕小木洋人「日本の防衛産業政策―その有効性の評価と対策の提言―」
〔講演〕安藤詩緒「経済的視点による今後の日本の防衛部門―防衛産業の経済活動のこれから―」
〔講演〕福永晶彦「将来戦闘機等装備品国産化と我が国の防衛産業」
〔書評〕ハル・ブランズ、マイケル・ベックリー著 奥山真司訳『デンジャー・ゾーン―迫る中国との衝突』             (中谷寛士)
〔書評〕村山裕三編著『米中の経済安全保障戦略―新興技術をめぐる新たな競争』(佐藤隆信)
〔書評〕鈴木健人著『封じ込めの地政学―冷戦の戦略構想』(渡邉公太)
〔書評〕松原治吉郎著『陸軍航空の形成―軍事組織と新技術の受容』(由良富士雄)

 

戦略研究33「ロシア・ウクライナ戦争と国際秩序をめぐる戦略的課題」


本体2,300円
〔講演〕細谷雄一「ウクライナ戦争と国際秩序の行方」
〔講演〕兵頭慎治「ロシアによるウクライナ侵略の戦略性」
〔論文〕西田陽一「クラウゼヴィッツ『戦争論』でウクライナ戦争を考える」
〔論文〕武藤真義「安全保障戦略としてのPKO部隊派遣――社会ネットワーク分析でみる部隊派遣国間のつながりの意義――」
〔書評論文〕岡本 至「日本の公共圏における国家安全保障の脱構築と再構築 遠藤誠治編『国家安全保障の脱構築:安全保障を根本から考え直す』」
〔書評〕今村伸哉監修、小堤盾・三浦一郎編『近現代軍事戦略家事典――マキャヴェリからクラウゼヴィッツ、リデル・ハートまで――』(西田陽一)
〔書評〕渡邉公太著『石井菊次郎――戦争の時代を駆け抜けた外交官の生涯――』(戸部良一)
〔書評〕浦口薫著『封鎖法の現代的意義――長距離封鎖の再評価と地理的限定――』(野中健一)
〔研究書・寄贈図書紹介〕石原敬浩著『北極海:世界争奪戦が始まった』(永田伸吾)

 

戦略研究32「戦略における多様性・帯域幅」(2023年3月発行)


本体 2,500円
〔論文〕中島浩貴「第一次世界大戦前の航空機言説と軍事的技術評価の形成」
〔論文〕岩田英子「女性軍人の戦略的活用――国連安保理決議第1325号の果たした役割――」
〔論文〕高畠 太「防衛と貿易の代替性についての計量分析――1980年から2020年のインド太平洋地域を事例として――」
〔論文〕伊藤隆太「戦争と平和の原因――進化政治学の視点からの一考察――」
〔講演〕杉山公俊「21世紀のエアー&スペースパワー」
〔書評〕小野圭司著『日本 戦争経済史――戦争、通貨金融政策、国際比較――』(諸橋英一)
〔書評〕ダグラス・C・ディルディ著、橋田和浩監訳『バトル・オブ・ブリテン1940』(伊藤大輔)
〔書評〕Elbridge A. Colby, The Strategy of Denial: American Defense in an Age of Great Power Conflict (中谷寛士)
〔書評〕ローリー・メドカーフ著、奥山真司・平山茂敏監訳『インド太平洋戦略の地政学――中国はなぜ覇権をとれないのか――』(墓田 桂)
〔書評〕畠山京子著Japan’s Evolving Security Policy: Militarization within a Pacifist Tradition〔『進化する日本の安全保障政策―平和主義の伝統の中の軍事化』〕(小田桐 確)
〔書評〕野中健一著『竹島をめぐる韓国の海洋政策』(永田伸吾)
〔書評〕青井千由紀著『戦略的コミュニケーションと国際政治――新しい安全保障政策の論理――』(石原敬浩)
〔書評〕伊藤隆太著『進化政治学と平和――科学と理性に基づいた繁栄――』(北川敬三)


 

戦略研究31「経済安全保障と戦略」(2022年10月発行)


本体2,500円
〔講演〕村山裕三「米中技術覇権争いと日本の経済安全保障政策」
〔講演〕藤田正孝「付加価値貿易から見るASEANグローバル・バリュー・チェーンの脆弱性と強靭化」
〔講演〕太田泰彦「半導体の地政学――戦略物資を支配するのは誰か」
〔論文〕柴田佳祐「政治的正当化と非対称同盟の締結――政治的正当化仮説の検証と理論構築に向けて」
〔論文〕居石杏奈「大統領令13913号によるチームテレコムの公式化を踏まえた審査運用分析――米国海底ケーブル陸揚げ許認可を通じた通信傍受の復活と海軍の関与から見る新形態」
〔論文〕楠 公一「日本海軍におけるコミントの受容と展開――軍令部の関連組織を中心に」
〔論文〕岩上隆安「陸上自衛隊への新概念の専門部隊導入について ――「次なる戦争」の視点からの考察」
〔書評論文〕野口和彦「出現する二極システムと日米の対中戦略 鈴木健人・伊藤剛編著『米中争覇とアジア太平洋――関与と封じ込めの二元論を超えて』」
〔書評論文〕川島佑介「日本語で米国の危機管理を学ぶ意義 伊藤潤編著『米国の国内危機管理システム:NIMSの全容と解説』」
〔書評〕西田陽一著『戦略思想史入門―孫子からリデルハートまで』(石黒盛久)
〔書評〕スティーヴン・M・ウォルト著 今井宏平・溝渕正季(訳) 『同盟の起源――国際政治における脅威への均衡』(柴田佳祐)
〔書評〕武田康裕編著『在外邦人の保護・救出―朝鮮半島と台湾海峡有事への対応』(伊藤 潤)
〔研究書・寄贈図書紹介〕秋元千明著『最新 戦略の地政学:専制主義VS民主主義』(永田伸吾)


 

戦略研究30「戦略と思考」(2022年3月発行)


本体 2,500円
〔論文〕永田伸吾「5カ国防衛取極(FPDA)再考――英国「インド太平洋傾斜」における新たな役割」
〔論文〕三船恵美「中国にとっての「一帯一路」とインド太平洋」「アジア太平洋」」
〔論文〕清水さゆり「中小企業における技術の深化と探索と新規事業創造――蔵前産業Explo事業部を事例として」
〔書評論文〕須田道夫「平和構築の新たな視座――リベラリズムとリアリズムの双方向アプローチ 谷口美代子著『平和構築を支援する-ミンダナオ紛争と和平への道-』
〔講演〕髙橋秀行「米国における戦力再構築とモザイク戦」
〔講演〕辻田哲平「国際人道法に沿った歩哨ロボット用攻撃規制システムの開発」
〔書評〕ショーン・マクフェイト著 川村幸城訳『戦争の新しい10のルール―慢性的無秩序の時代に勝利をつかむ方法』(中谷寛士)
〔書評〕ジョン・G・ストウシンガー著 等松春夫監訳 比較戦争史研究会訳 『なぜ国々は戦争をするのか』(長谷川惇)
〔書評〕ルイス・A・デルモンテ著 川村幸城訳『AI・兵器・戦争の未来』(持永 大)
〔書評〕伊藤隆太著『進化政治学と戦争―自然科学と社会科学の統合に向けて』(加藤 朗)
〔書評〕諸橋英一著『第一次世界大戦と日本の総力戦政策』(渡邉公太)
〔書評〕大前信也著『事変拡大の政治構造―戦費調達と陸軍、議会、大蔵省』(湯川勇人)


 

戦略研究29「科学技術と戦略」(2021年10月発行)


本体2,500円
〔講演〕今福博文「航空自衛隊の技術開発について――航空防衛戦略の観点から」
〔報告〕奥山真司「戦略研究におけるテクノロジーの捉え方」
〔論文〕小泉 悠「ロシアの将来戦ビジョンに見る闘争観」
〔論文〕小宮山功一朗「データセンターの地経学――データを巡るテクノ・グローバリズムとテクノ・ナショナリズムの衝突」
〔書評論文〕船津拓実「望ましい戦略環境構築のための『科学技術ガバナンス』――標葉隆馬『責任ある科学技術ガバナンス概論』
〔書評論文〕澤田寛人「新興技術・抑止・危機のバーゲニング――道下徳成編著『「技術」が変える戦争と平和』」
〔論文〕岡本 至「安全保障上の脅威としてのデジタル人民元――監視機能と地域基軸通貨化」
〔書評〕ヤン・オングストローム、J・J・ワイデン著、北川敬三監訳 『軍事理論の教科書』(佐久間一修)
〔書評〕小泉悠著『「帝国ロシア」の地政学―「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(永田伸吾)
〔書評〕ジェイソン・C・シャーマン著、矢吹啓訳 『〈弱者〉の帝国―ヨーロッパ拡 大の実態と新世界秩序の創造』(白幡俊輔)
〔書評〕閻学通著、宋寧而・姜春潔訳『世界権力の移行―中国の道義的現実主義の道』     (井上一郎)
〔書評〕政所大輔『保護する責任―変容する人権と人道の国際規範』(小田桐確)
〔書評〕チャールズ・A. オライリー、マイケル・J・タッシュマン著、入山章栄(監訳・解説)、冨山和彦(解説)、渡部典子(訳)『両利きの経営:「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く』(山田敏之)
〔文献紹介〕森田吉彦『吉田松陰「孫子評註」を読む』(大井知範)


 

戦略研究28「戦略研究の教訓」(2021年3月発行)


(2021年3月発行) 本体2,500円
〔論文〕岩上隆安「国際平和協力における民心獲得部隊の活用―現地住民の主体的な行動引き出し策としての考察」
〔論文〕布施 哲「米国による対中制裁関税発動の背景―オバマ政権期における「経済諜報型」サイバー攻撃を中心に」
〔論文〕山田敏之「IoTイノベーションの創造と個人レベルの両利き戦略」
〔事例研究〕河上康博「米海軍における対機雷戦能力開発の現状と問題点」
〔書評論文〕髙木耕一郎「ソーシャルメディアの兵器化と「バトル・オブ・ナラティブ」
 ―P.W.シンガー、エマーソン.T.ブルッキングス著『いいね!戦争‐兵器化するソーシャルメディア』を手がかりとして」
〔書評論文〕伊藤隆太「安全保障論再考――リアリズムとリベラリズムの相克 宮岡勲『入門講義 安全保障論』」
〔書評論文〕関根大助「海戦史における俯瞰する観点の必要性―ジェレミー・ブラック著『海戦の世界史:技術・資源・地政学からみる戦争と戦略』」
〔書評論文〕岡本 至「古典を道標として歴史を鑑みる意義 西田陽一・杉之尾宜生『「失敗の本質」と戦略思想:孫子・クラウゼヴィッツで読み解く日本軍の敗因』」
〔書評〕エリノア・スローン著 奥山真司・平山茂敏訳『現代の軍事戦略入門 増補新版―陸海空からPKO、サイバー、核、宇宙まで』(伊藤 剛)
〔書評〕ジェームズ・ホームズ著 平山茂敏訳『海洋戦略入門――平時・戦時・グレーゾーンの戦略』(矢吹 啓)
〔書評〕ベアトリス・ホイザー著 奥山真司・中谷寛士訳『クラウゼヴィッツの「正しい読み方」――「戦争論」入門』(伊藤 剛)
〔書評〕玉木寛輝著『昭和期政軍関係の模索と総力戦構想――戦前・戦中の陸海軍・知識人の葛藤』(藤村和巳)
〔書評〕加藤博章著『自衛隊海外派遣の起源』(本多倫彬)
〔研究書・寄贈図書紹介〕髙沢修一著『韓国財閥のファミリービジネス』(清水さゆり)


戦略研究27「多次元環境下の戦略」(2020年10月発行)


(2020年10月発行) 本体2,500円
〔論文〕祢津宗高「ハイブリッド戦争の新規性再考―ウクライナ危機と日中戦争期の比較検討」
〔論文〕松井勇起・中尾優奈「「空気」、そして「空気」の操作主体に対する社会科学的考察―富永恭次陸軍中将・東條英機陸軍大将間の組織内コミュニケーション行為分析より」
〔論文〕髙木耕一郎「新領域から「バトル・オブ・ナラティブ」へ―新領域(宇宙、サイバー、電磁波)、心理・認知領域を含む多次元環境下における将来戦」
〔書評論文〕岡本 至「地政学の多様な可能性 戦略研究学会監修、藤江昌嗣・杉山光信編著『アジアからの戦略的思考と新地政学』」
〔書評論文〕伊藤隆太「組織変革と政策の失敗―「歴史の教訓」の本質 北川敬三著『軍事組織の知的イノベーション―ドクトリンと作戦術」
の創造力』」
〔書評論文〕小泉 悠「大国間競争時代における宇宙安全保障の今後 福島康仁著『宇宙と安全保障 軍事利用の潮流とガバナンスの模索』を手がかりとして」
〔書評〕篠﨑正郎著『引き留められた帝国――戦後イギリス対外政策におけるヨーロッパ域外関与、一九六八~八二年』(小川 健一)
〔書評〕H・P・ウィルモット著 等松春夫監訳『大いなる聖戦―第二次世界大戦全史 上、下』(由良富士雄)
〔書評〕武田康裕編著『日本の危機管理体制―国民保護と防災をめぐる葛藤』(下平拓哉)
〔書評〕伊藤隆太著『進化政治学と国際政治理論―人間の心と戦争をめぐる新たな分析アプローチ』 奥山真司)
〔書評〕市原麻衣子著 Japan’s International Democracy Assistance as Soft Power: Neoclassical Realist Analysis〔『ソフトパワーとしての日本の国際民主化支援―新古典的リアリズムによる分析』〕(小田桐 確)
〔書評論文〕横山久幸「平間洋一著『イズムから見た戦争―モンロー主義・共産主義・アジア主義」
〔文献紹介〕平間洋一著『日英同盟―同盟の選択と国家の盛衰』(小野圭司)


戦略研究26「地政学を巡る戦略」(2020年3月発行)


(2020年3月発行)本体2,300円
〔論文〕奥山真司「古典地政学はいかに生き残ってきたのか」
〔論文〕大東和武司「フリースタンディング・カンパニィ―その経済空間と国家空間とのかかわりへの試み」
〔論文〕池上隆蔵「海洋防衛の二つのパラダイム―『制海』と『持続的な海洋支配の試み』のあいだで」
〔書評論文〕永田伸吾「国際秩序としての同盟体制―リムランドへのアメリカの関与 ヤクブ・グリギエル、A・ウェス・ミッチェル著、奥山真司監訳、川村幸城訳『不穏なフロンティアの大戦略:辺境をめぐる攻防と地政学的考察』」
〔書評〕柴田陽一著『帝国日本と地政学―アジア・太平洋戦争期における地理学者の思想と実践』(小野圭司)
〔論文〕小野圭司「人工知能(AI)の発展と軍隊―組織の在り方に関わる唯物論的考察の試み」
〔書評〕石津朋之・山下愛仁編著『エア・パワー 空と宇宙の戦略原論』(源田孝)


戦略研究25「戦略の課題」(2019年9月発行)


(2019年9月発行)本体2,500円
〔講演〕菊澤研宗「日本軍に学ぶ『組織の不条理』とその回避―黒い空気の問題」
〔論文〕山田敏之「IoTイノベーション戦略と組織能力」
〔論文〕大出 隆「企業の政治的活動とその国内関連法の整備」
〔論文〕髙木耕一郎「新領域における将来戦―陸海空、宇宙、サイバー、電磁波、心理領域における『地形』の概念と統合作戦の複雑性」
〔論文〕広瀬佳一・清水 隆「NATO加盟国の負担共有問題―ポスト・クリミア期における同盟の課題」
〔論文〕池内智彦「ニクソン=キッシンジャー外交に見る戦略の逆説―1971年印パ戦争・米中交渉を事例として」
〔論文〕ヒュー・ストローン(矢吹啓訳)「戦略研究の未来―以前の『黄金期』の教訓」
〔書評論文〕平山茂敏「大国の海洋戦略の相克 後瀉桂太郎著『海洋戦略論』」
〔書評論文〕伊藤隆太「リアリズムの大戦略論 川崎剛『大戦略論―国際秩序をめぐる戦いと日本』」
〔書評〕本多倫彬著『平和構築の模索―「自衛隊PKO派遣」の挑戦と帰結』(加藤博章)
〔書評〕加藤典洋著『9条入門』(加藤朗)
〔書評〕沢井実著『海軍技術者の戦後史―復興・高度成長・防衛』(福永晶彦)


戦略研究24「グレーゾーンの戦略論」(2019年3月発行)


(2019年3月発行)本体2,500円
〔論文〕安室憲一「中国の“国際化”と「グレーゾーン」戦略―支払うべき代償とは」
〔論文〕髙沢修一「現代の税務行政に求められる戦略性―税務上のグレーゾーン対策と戦略マネジメント導入を中心に」
〔論文〕田中新悟「ポスト冷戦以降における自衛隊の任務―国際秩序の変容に伴う安全保障の観点での考察」
〔論文〕鈴木健人「冷戦初期イギリスの政策構想と米英関係」
〔論文〕上原 広「集団的自衛権の行使容認の閣議決定に関する考察―これまでの政府見解の論理への「あてはめ」で何が生じているか」
〔論文〕髙木耕一郎「無人兵器は何処へ向かうのか―無人兵器に関する運用上の考察とその将来」
〔研究ノート〕伊藤 剛「アジアにおける「冷戦」と「同盟」」
〔講演〕薮中三十二「東アジアと日本―トランプ政権がもたらす大変革の国際環境と日本の新戦略を考える」
〔書評〕ジョン・ミアシャイマー著『完全版 大国政治の悲劇』(伊藤 剛)
〔書評〕下平拓哉著『日本の安全保障―海洋安全保障と地域安全保障』(永田伸吾)


戦略研究23「戦略の過去と未来」(2018年10月発行)


(2018年10月発行)本体2,300円
〔論文〕湯川勇人「日中戦争初期における外務省の対英外交戦略―外交レベルでの英米の一体性の認識とその影響」
〔論文〕野村佳正「海南島攻略作戦と占領地軍政―日本海軍陸戦隊の軍政機能」
〔論文〕髙沢修一「韓国半導体産業の成長戦略と税務戦略」
〔論文〕山田敏之・福永晶彦「成熟産業におけるイノベーション戦略とマネジメント―プラモデル産業における事例」
〔書評論文〕下平拓哉「マハン再考―インド太平洋地域への適用と教訓 A・T・マハン『マハン海戦論』」
〔書評論文〕小野圭司「アジア経済の「域内志向」とその行方―「新地政学」的視点からの考察 藤江昌嗣著『アジアからみた新地政学的マクロ経済学』」
〔書評〕ロー・ダニエル著『「地政心理」で語る半島と列島』(藤江昌嗣)


戦略研究22「国際環境の変化と戦略」(2018年3月発行)


(2018年3月発行)本体2,500円
〔巻頭言〕中西 寛「現代において戦略的思考は可能か――国際政治の視点から――」
〔論文〕広瀬佳一「国際環境の変化とNATOの戦略・防衛態勢―「適応」と「保証」をめぐる課題――」
〔論文〕前川 徹「IT系企業のビジネスの変容とプラットフォーム戦略」
〔論文〕竹之内秀行・齋藤泰浩「在日外資系企業の日本市場戦略――撤退のケース――」
〔論文〕中谷寛士「中国の核実験と日本の反応――米国の「核の傘」を求めた日本――」
〔論文〕小泉 悠「ロシア流の戦争方法――軍事イノヴェーションと「非対称」戦略――」
〔論文〕今井雅和「企業者行動がロシアを変える――ロシアビジネスの不連続性――」
〔論文〕大前信也「臨時軍事費特別会計の政治的意味――大蔵省の「戦争責任」――」
〔論文〕山田敏之「組織能力の転換メカニズム――構成要素と概念モデル――」
〔講演〕エドワード・ルトワック「日本がとるべき戦略を提言する」
〔書評〕今村伸哉編著『ジョミニの戦略理論―「戦争術概論」新訳と解説』(中島浩貴)
〔書評〕小川健一著『冷戦変容期イギリスの核政策―大西洋核戦力構想におけるウィルソン政権の相克』               (鎌江一平)
〔書評〕根井雅弘著『ガルブレイス-異端派経済学者の肖像』(伊藤 剛)


戦略研究21「戦略はどう決まるのか」(2017年11月発行)


(2017年11月発行)本体2,500円
〔論文〕中西久枝「イランの安全保障政策の推移――アラブの春後の核交渉過程とイラク・シリア政策を中心に――」
〔論文〕河西陽平「ソ連の対日軍事戦略と諜報――1941年秋~1942年春――」
〔論文〕小田桐確「単極体系における同盟の機能――日米同盟による地域安定化の論理と中国――」
〔論文〕髙井 透「日本企業のグループシナジーの創造――黒瀬水産と日本水産の養殖事業イノベーションのコラボレーション――」
〔論文〕松崎和久「私鉄企業のグループ連結経営」
〔書評論文〕小野圭司「公共財供給者としてのハプスブルク帝国――欧州列強を見据えたアジア・太平洋政策――」(大井知範著『世界とつながるハプスブルク帝国―海軍・科学・植民地主義の連動』)
〔書評〕ウォード・ウイルソン著、広瀬諭監訳『核兵器をめぐる5つの神話』(中谷寛士)
〔書評〕野村佳正著『「大東亜共栄圏」の形成過程とその構造―陸軍の占領地軍政と軍事作戦の葛藤』                  (渡邉公太)
初代会長土門周平先生の御逝去を悼む(杉之尾宜生)


戦略研究20 「戦略とガバナンス」(2017年3月発行)


(2017年3月発行)本体2,500円
〔論文〕山田敏之・高沢修一「清酒製造企業の成長戦略と税務戦略」
〔論文〕内田純一「観光地ブランドを創出するのは誰か――ガバナンス主導と戦略主導との比較考察――」
〔論文〕清水さゆり「中小企業の海外展開に関する考察――経営資源の制約と外部資源の活用――」
〔論文〕阿部亮子「米国海兵隊の水陸両用作戦構想の変化――湾岸戦争後の機動戦構想と作戦レベル構想の適用――」
〔論文〕竹口 潤「警察予備隊創設をめぐる吉田茂の戦略――システム論からのアプローチ――」
〔書評論文〕加藤 朗「軍備管理の理論と実際について」
      岩田修一郎著『21世紀の軍備管理論』
〔書評論文〕永田伸吾「現代ロシアの戦略文化――「多極世界」をめぐる対米脅威認識――」
      小泉悠著『軍事大国ロシア――新たな世界戦略と行動原理』
〔書評〕福永晶彦『CSV経営戦略』(名和高司著)
〔書評〕中谷寛士『即動必遂―東日本大震災陸上幕僚長の全記録』(火箱芳文著)


戦略研究19 「歴史的事象と戦略」(2016年10月発行)


(2016年10月発行)本体2,500円
〔論文〕神田 良「持続的競争力マネジメント――若年企業との比較からみた老舗経営――」
〔論文〕李 錫敏「戦時における政治目的と軍事戦略の関係――ヤルタ密約に関するローズヴェルトとトルーマン政権の認識を事例に――」
〔論文〕河西陽平「ヨシフ・スターリンの「地政学的関心」と朝鮮半島――極東における戦後ソ連安全保障戦略の再検討――」
〔論文〕岡部克哉「日露戦争直後のロシア対日戦略 1905-1907」
〔論文〕古垣吏一「「固有の決意作戦」緒戦における作戦戦略とターゲティング――ダイナミック・ターゲティングは失敗したか――」
〔書評論文〕永田伸吾「中国のA2/ADをめぐる米国の戦力投射と同盟体制――日本の対中防衛戦略への含意――」      アーロン・フリードバーグ著、平山茂敏監訳『アメリカの対中軍事戦略-エアシー・バトルの先にあるもの』
〔書評論文〕小野 圭司「昭和戦前期陸軍の下剋上と政治勢力確立再考――「知識専門職」としての陸軍将校の帰結――」      大前信也著『政治勢力としての陸軍――予算編成と二・二六事件』
〔講演〕ジョン・J・ミアシャイマー「世界の変動と日本―ミアシャイマーの主張」(伊藤 剛編集・構成)
〔書評〕荒川憲一『軍事技術者のイタリア・ルネサンス―築城・大砲・理想都市―』(白幡俊輔著)
〔書評〕奥田泰広『「アメリカの世紀」を興したリーダーたち―グローバル化に向けた国家改革』(三島武之介著)
〔書評〕加藤博章『石原莞爾の変節と満州事変の錯誤―最終戦争論と日蓮主義信仰』(伊勢弘志著)
〔書評〕中谷寛士, The Politics of Nuclear Weapons[核兵器の国際政治](Andrew Futter著)


戦略研究18 「戦略と文化」(2016年5月発行)


(2016年5月発行)本体 2,200円
〔巻頭言〕伊藤 剛「戦略的あいまい性(strategic ambiguity)」について
〔論文〕寺本義也「戦略と文化――マクロとミクロの比較の視点から――」
〔論文〕村井友秀「東アジア各国の軍事戦略と政治文化」
〔論文〕北川浩伸「アジア・新興国の文化に対応できるグローバル・サービス戦略とビジネス展開」
〔海外論文翻訳〕トマス・リッド、ベン・ブキャナン「サイバー攻撃を行うのは誰か」(土屋大洋訳)
〔書評論文〕河野桂子「中国、北朝鮮、ロシアのサイバー攻撃――日米欧の対応――」
           伊東寛著『「第5の戦場」サイバー戦の脅威』
           土屋大洋著『サイバー・テロ 日米vs.中国』
〔書評〕小野圭司『民間軍事警備会社の戦略的意義―米軍が追求する21世紀型の軍隊』 (佐野秀太郎著)
〔書評〕井上一郎『自滅する中国―なぜ世界帝国になれないのか』(E・ルトワック著)


戦略研究17 「戦略創成のダイナミズム」(2015年12月発行)


(2015年12月発行)本体 2,500円
〔論文〕鈴木健人「ジョージ・F・ケナンとアメリカ冷戦戦略の形成 ――『封じ込め』構想と国家戦略のダイナミズム――」
〔論文〕永田伸吾「ヴェトナム戦争後の米国のアジア太平洋戦略 ――フォード政権の対ASEAN政策を中心に――」
〔論文〕李永シュ「EUにおける『武器輸出に関する行動規範』の設立経緯の再考(1989-2008) ――EU加盟国の政策決定過程における中国要因を中心に――」
〔論文〕加藤博章「自衛隊海外派遣と人的貢献策の模索 ――ペルシャ湾掃海艇派遣を中心に――」
〔論文〕高木耕一郎「将来戦における『戦場の霧』――NCWからWar Robotへ――」
〔論文〕小松陽一「事業創造とストーリー・ワーク」
〔書評〕荒川憲一『エドワード・ルトワックの戦略論―戦争と平和の論理』(E・ルトワック著)
〔書評〕中谷寛士『検証インドの軍事戦略―緊張する周辺国とのパワーバランス』(長尾賢著)
〔書評〕柴崎力栄『日清・日露戦争における政策と戦略―「海洋限定戦争」と陸海軍の協同』(平野龍二著)
 
〔書評〕竹口 潤『大震災・原発危機下の国際関係』(恒川惠市編)


戦略研究16 「危機・リスク・クライシス」(2015年4月発行)


(2015年4月発行)本体 2,000円
〔講演〕君塚栄治「東日本大震災におけるコマンドコントロール」
〔論文〕井上一郎「危機と中国の対外政策決定――エスカレーションの意識と構造――」
〔論文〕須江秀司「自衛隊のCBRN事態対処――得られた知見をどう活かすか――」
〔論文〕楠 公一「日本海軍軍令部の対外情報機能――太平洋戦争開戦後における第三部の「機能麻痺」の問題を中心に――」
〔書評〕小野圭司/『「終戦」の政治史1943-1945』(鈴木多聞著)


戦略研究15 「サイバー領域の新戦略」(2015年1月発行)


(2015年1月発行)本体 2,500円
〔論文〕加藤 朗「サイバー空間の安全保障戦略」
〔研究ノート〕河野桂子「サイバーセキュリティに関する国際法の考察―タリン・マニュアルを中心に」
〔論文〕トマス・リッド(宮内伸崇訳)「サイバー戦争は起こらない?」
〔論文〕本多倫彬「防衛省・自衛隊による非伝統的安全保障分野の能力構築支援―日本の国際協力政策の視点から」
〔論文〕鵜殿倫朗「オペレーションと製品の環境配慮―持続可能成長戦略による変革」
〔論文〕横地徳広「アメリカ公民権運動の政治学―スマート・パワーの観点から読み解く」
〔書評〕加藤 朗/『ネットワーク・ヘゲモニー ―「帝国」の情報戦略』(土屋大洋著)
〔書評〕源田 孝/『日本の空のパイオニアたち―明治・大正18年間の航空開拓史』(荒山彰久著)
〔書評〕小野圭司/『エア・パワーの時代』(マーチン・ファン・クレフェルト著、源田孝監訳)
〔書評〕山田敏之/『中国とベトナムのイノベーション・システム―産業クラスターによるイノベーション創出戦略【第2版】』(税所哲郎著)


戦略研究14 「戦略とリーダーシップ」(2014年3月発行)


(2014年3月発行)本体 2,200円
〔講演〕佐藤悌二郎「松下幸之助の経営哲学とリーダーシップ」
〔論文〕池内 恵「『指導者なきジハード』の戦略と組織」
〔研究ノート〕綿森昭示「航空自衛隊における高級幹部のリーダーシップ修得に関する予備的考察―元空将へのインタビュー調査から」
〔論文〕奥山真司「戦略研究の過去・現在・未来―英米圏の議論を中心に」
〔論文〕白幡俊輔「エステ家君主の産業・軍事戦略と理想都市―16世紀フェッラーラの大砲製造の事例から」
〔書評〕加藤みどり/『戦略サファリ(第2版)―戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック』(ヘンリー・ミンツバーグ、ブルース・アルストランド、ジョセフ・ランペル著、齋藤嘉則訳)
〔書評〕井手達夫/『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業をほしがるのか?―イノベーションが次々に生まれる秘密』(ダン・セノール、シャウル・シンゲル著、宮本喜一訳)
〔書評〕宮杉浩泰/『消えたヤルタ密約緊急電―情報士官・小野寺信の孤独な戦い』(岡部伸著)
〔書評〕加藤 朗/『憲法九条の軍事戦略』(松竹伸幸著)


戦略研究13 「東アジア戦略の新視点」(2013年8月発行)


(2013年8月発行)本体 2,500円
〔論文〕加藤 朗「 尖閣問題をめぐる日本の対中戦略―新たな東アジア戦略を目指して」
〔論文〕関根大助「英米のオフショア・バランシングと日本の戦略」
〔論文〕永田伸吾「米国・ASEANの戦略的関係の形成―カーター政権期米国のアジア太平洋戦略の文脈から」
〔論文〕下平拓哉「米海軍のアジア太平洋戦略―統合と多国間協力によるアクセスの確保」
〔論文〕堅田義明「『太平洋戦略』における米国海軍基地開発の特質と役割」
〔論文〕トマス・X・ハメス(奥山真司訳)「オフショア・コントロール:一つの戦略の提案」
〔論文〕仲野友樹「中小企業における情報システムの戦略的活用とその活用意識―全国778社を対象としたアンケート調査に基づく分析」
〔書評〕柴崎力栄/『徳富蘇峰とアメリカ』(澤田次郎著)


戦略研究12 「組織と戦略」(2013年1月刊)


(2013年1月発行)本体 2,500円
〔講演〕野中郁次郎「戦略思考とリーダーシップ―近代戦史に学ぶ」
〔論文〕寺本義也「戦略と組織の関係性再考―第3の視点としてのビジネスモデル論」
〔論文〕小松陽一「有事組織のデザイン・コンセプト―東日本大震災における宮城県の緊急対応を事例に」
〔論文〕佐藤守男「日本陸軍参謀本部情報組織の形成過程」
〔論文〕齋藤大介「戦争を見る第三の視点―『作戦術』と『戦争の作戦次元』」
〔論文〕税所哲郎「ベトナムにおける物流システムの実態と課題に関する一考察」
〔論文〕馮 晏「企業とNPOの協働事業におけるパフォーマンスのダイナミクス」


戦略研究11 「戦略的視点からの日中関係」(2012年4月刊)


(2012年4月発行)本体 2,500円
〔講演〕戸部良一「戦略研究と歴史研究との対話―戦前日本の対中国戦略をめぐって」
〔講演〕高原明生「胡錦濤政権の外交政策と日米中関係」
〔論文〕井上一郎「尖閣衝突事件と中国の政策決定―中国側のとったエスカレーションと対日戦略」
〔論文〕下平拓哉「南シナ海における日本の新たな戦略―ARF災害救援実動演習を通じた信頼醸成アプローチ」
〔研究ノート〕岩瀧敏昭・華芳「中国のカード市場戦略」
〔論文〕トシ・ヨシハラ(石原雄介訳)「中国のミサイル戦略と在日米海軍のプレゼンス―中国から見た作戦上の見地」
〔論文〕永田伸吾「オフセット戦略構築におけるカーター政権安全保障チームの役割―ステルス航空機開発への取組みを中心に」
〔論文〕ディヴィッド・E・カイザー(奥山真司訳)「戦争とスポーツにおける戦略―ひとつの比較研究」
〔論文〕ギャリー・シェフィールド(阿部亮子訳)「英国陸軍におけるドクトリンと指揮:歴史的概観」
〔書評〕藤村和巳/『永田鉄山―平和維持は軍人の最大責務なり』(森靖夫著)


戦略研究10 「イノベーション戦略」(2011年10月刊)


(2011年10月発行)本体 2,200円
〔論文〕税所哲郎「ベトナムの地方都市におけるイノベーションの創出に関する一考察―ロンアン省・ロンハウ工業団地の産業クラスター戦略」
〔論文〕竹之内玲子「産業クラスター内における非営利団体によるイノベーションの促進」
〔論文〕高橋秀幸「『イノベーションのジレンマ』は、何故発生するか―意思決定における合理性の視点からの分析」
〔論文〕藤井章博「クラウド環境でのEDI活用のための戦略」
〔論文〕杉野晋介「中東和平プロセスにおける水問題の位置付け」
〔論文〕加藤博章「冷戦下自衛隊海外派遣の挫折―1987年ペルシャ湾掃海艇派遣問題の政策決定過程」
〔書評〕永田伸吾/『中国の新しい対外政策―誰がどのように決定しているのか』(リンダ・ヤーコブソン、ディーン・ノックス著、岡部達味監修・辻康吾訳)


戦略研究9 「戦略論の新潮流」(2011年3月刊)


(2011年3月発行) 本体 2,200円
〔論文〕小泉 悠「ロシア軍改革と戦略論の新潮流―陸軍改革に見られる冷戦後ロシアの軍事態勢」
〔論文〕福島康仁「宇宙利用の拡大と米国の安全保障―宇宙コントロールをめぐる議論と政策」
〔論文〕渡邉公太「第一次大戦前期の日本外交戦略―英米協調と日露同盟論の間で」
〔論文〕大井知範「第一次世界大戦におけるドイツ東アジア巡洋艦隊―E・レーダー『巡洋艦戦争』に見るドイツ海軍戦略の失敗要因」
〔論文〕海上知明「環境戦略論―環境問題への戦略的視点によるアプローチと、その可能性」
〔論文〕福永晶彦・山田敏之「我が国航空機企業における組織能力の構築とマネジメント―三菱重工業での開発事例を中心に」
〔研究ノート〕蔵原 大「戦略学『教育』の新潮流―『紛争シミュレーション教育』」の理論・実践・政治的利用に関する考察
〔書評〕宮杉浩泰/Roger Dingman, Deciphering the Rising Sun: Navy and Marine Corps Codebreakers, Translators, and Interpreters in the Pacific War[日本を解読して:太平洋戦争における海軍、海兵隊の暗号解読者、翻訳者、通訳者]


戦略研究8 「政軍関係研究の課題」(2010年7月刊)


(2010年7月発行) 本体 2,000円
〔講演〕五百籏頭真「日本の政軍関係」
〔講演〕三宅正樹「政軍関係研究の回顧と展望」
〔論文〕戸部良一「戦前日本の政軍関係―陸軍軍人はなぜ政治化したのか」
〔論文〕アンドリュー・ランバート(矢吹啓訳)「戦略家のための歴史―ジュリアン・コーベット、海軍士官教育、そして国家戦略」
〔研究ノート〕フィリップ・セイビン(蔵原大訳)「歴史上の紛争を表現するシミュレーション手法」
〔書評〕松崎大介/『冷戦後日本のシビリアン・コントロールの研究』(武蔵勝宏著)


戦略研究7 「インテリジェンス」(2009年12月刊)


(2009年12月発行) 本体 2,500円
〔論文〕中西輝政「日本における情報史研究の進展のために」
〔論文〕大野直樹「トルーマン政権の対ソ戦略の立案とインテリジェンス」
〔論文〕宮杉浩泰「駐スペイン公使須磨弥吉郎の情報活動とその影響」
〔論文〕奥田泰広「インテリジェンス・オーバーサイトの国際比較―アメリカ、ヨーロッパ、カナダにおける立法府による監査」
〔ヒストリオグラフィー〕橋本 力「英インテリジェンス研究のヒストリオグラフィー―その限界と可能性」
〔論文〕アレッシオ・パタラノ(源田孝訳)「もし敵を撃破できないのであれば、敵に加わるべし―日米軍事交流と戦後日本の潜水艦部隊の発展(1955年~1976年)」
〔論文〕角田和広「E・H・カーの『国際秩序』構想―平和的変革構想とその失敗」
〔論文〕間宮茂樹「なぜ日本人は戦略的発想が苦手なのか―戦略論の哲学について」
〔書評〕小泉 悠/『クラウゼヴィッツと「戦争論」』(清水多吉・石津朋之編)
〔書評〕真田尚剛/『軍人と国家』上・下巻(サミュエル・ハンチントン著、市川良一訳)
〔書評〕梅本哲也/Timothy J. Lynch and Robert S. Singh, After Bush: The Case for Continuity in American Foreign Policy
〔書評〕菅谷幸浩/『日中戦争下の日本』(井上寿一著)


年報 戦略研究6 「20世紀の戦争と平和」(2009年11月刊)


(2009年3月発行)本体 3,333円
〔論文〕秦 郁彦「20世紀の戦争と平和」
〔論文〕コリン・グレイ(奥山真司訳)「戦争とは何か―戦略研究からの視点」
〔論文〕コリン・グレイ(奥山真司訳)「戦略はなぜ難しいのか」
〔論文〕石津朋之「総力戦の登場とその発展―戦争と社会の関係を中心に」
〔論文〕戸部良一「第2次世界大戦―アジアの戦争とヨーロッパの戦争」
〔論文〕赤木完爾「冷戦と戦略の変容―20世紀後半の戦略思考と戦略環境」
〔論文〕加藤 朗「『新しい戦争』の『新しい戦略』」
〔論文〕原田 保「日本企業のグローバル化戦略―ビジネスモデルのコンテクストイノベーション」
〔論文〕高井 透「ボーン・アゲイン・グローバル企業の事業転換戦略」
〔論文〕間中範雄「比較戦略論の可能性に関する考察」
〔論文〕蔵原 大「20世紀のウォーゲーミング(図上演習の方法論)に関する歴史」
〔論文〕Hisae Nakanishi, Turkey’s Policy and Strategy in the Middle East since the Outbreak of the Iraq War in 2003
〔ヒストリオグラフィー〕稲葉千晴「最近の日露戦争研究―百周年を振り返って」
〔ヒストリオグラフィー〕新谷 卓「エルンスト・ノルテ研究のために―イデオロギーの内戦としての20世紀」
〔書評論文〕奥田泰広「日本における情報史研究の確立へ向けて」
〔書評論文〕三島武之介「セオドア・ルーズベルトの国家戦略―警察力概念の検討から」
〔書評〕山口 昇/The Utility of force(G.R.Smith)
〔書評〕中島浩貴/『敗北の文化』(V.シヴェルブシュ著)
〔書評〕山本智之/『戦争の日本史22アジア・太平洋戦争』(吉田裕・森茂樹著)


年報 戦略研究5「日本流の戦争方法」(2007年11月刊)


(2007年11月発行)本体 3,333円
〔論文〕渡邉昭夫「日本流の戦争学はあったのか?―多田督知著『日本戦争学』を読んで」
〔論文〕近藤重克「日本の国家安全保障戦略についての一考察―『国家安全保障会議』の創設をめぐって」
〔論文〕伊藤 剛「21世紀日本の戦略―『アジアン・スタンダード』の形成に向けて」
〔論文〕石津朋之「日本流の戦争方法―試論」
〔論文〕米田富彦「『古事記』の戦略思想―日本流の戦争方式に関する通時的一考察」
〔論文〕海上知明「平知盛と『海軍』戦略―軍記物語にみいだされる戦略原則」
〔論文〕藏滿茂明「昭和天皇の君主観の形成と戦争指導」
〔論文〕正司光則「日米の安全保障政策における『空間概念』(1945-60)―二つの日米安保条約と『極東条項』」
〔論文〕岡垣知子「ウォルツと日本と国際政治学―『国際政治の理論』を振り返って」
〔論文〕フィリップ・セイビン(高野一郎訳)「現代戦争を理解するための歴史研究の有用性」
〔論文〕小栁順一「情報生産者とその戦略的影響―米国の情報システムと朝鮮戦争時の対中国情報を事例として」
〔論文〕ウィリアムソン・マーレー(森本清二郎訳)「第二次世界大戦におけるイギリスのインテリジェンスと21世紀のインテリジェンス」
〔論文〕中島浩貴「ドイツ第二帝政期の自由主義と軍隊―オイゲン・リヒターを中心に」
〔ヒストリオグラフィー〕道下徳成「日本の防衛政策・自衛隊に関するヒストリオグラフィー」
〔ヒストリオグラフィー〕石黒盛久「軍事思想家マキアヴェッリ―その過去と未来」
〔ヒストリオグラフィー〕鈴木直志「新しい軍事史の彼方へ?―テュービンゲン大学特別研究領域『戦争経験』」
〔書評論文〕堅田義明/『アメリカ資本主義とニューディール』『ニューディール体制論』
〔書評〕中嶋浩貴/『イギリスと第一次世界大戦』(B・ボンド著)
〔書評〕久保健治/『日中戦争の軍事的側面』(波多野澄雄・戸部良一編)
〔書評〕橋本 力/Spying on Science(P.Maddrell)


年報 戦略研究4「戦略文化」(2006年12月刊)


(2006年12月発行)本体 2,857円
〔論文〕纐纈 厚「日本型政軍関係の展開と国家戦略の不在性―多元的連合国家の帰結」
〔論文〕庄司潤一郎「戦後日本の地政学に関する一考察」
〔論文〕茅原郁生「中国の軍事戦略の底流にある思想・文化―現代軍事戦略の形成過程の分析から」
〔論文〕川上高司「アメリカの戦略文化」
〔論文〕坂口賀朗「ロシアの戦略文化と軍改革」
〔論文〕吉本隆昭「ドイツの戦略文化」
〔論文〕D・マーストン(岡田志津枝訳)「不死鳥はいかにして甦ったのか―ビルマ方面作戦における英印軍の改革にみるイギリスの戦略文化の一側面」
〔論文〕小川健一「戦略文化と政策決定―コソヴォ紛争におけるNATOの武力行使を事例に」
〔論文〕W・マーレー(三浦瑠麗訳)「歴史、機動性、兵站術」
〔論文〕ジョン・A・リン(高野一郎訳)「反乱と反乱鎮圧のパターン」
〔論文〕カーター・マルケイジアン(源田孝訳)「消耗戦についてのよりよい理解に向けて―朝鮮戦争とヴェトナム戦争」
〔論文〕伊勢弘志「石原莞爾の対米観の形成と『最終戦争論』の中の満州事変」
〔ヒストリオグラフィー〕永末 聡「戦略爆撃研究のために―第二次世界大戦までのヨーロッパの事例を中心に」
〔書評〕高野一郎/Future War In Cities(A. Hills)
〔書評〕永末 聡/『日米戦略思想史』(石津朋之、W.マーレー編著)
〔書評〕伊藤智央/『エア・パワー』(石津朋之ほか編著)


年報 戦略研究3 「新しい戦略論」(2005年12月刊)


(2005年12月発行)本体 2,857円
〔論文〕加藤 朗「戦略研究の思想的問題」
〔論文〕中西久枝「湾岸戦争後の米国の対中東政策と戦略」
〔論文〕堅田義明「戦略策定上の状況認識について」
〔論文〕小野圭司「六六艦隊構想の経済的側面」
〔論文〕フレデリック・ゲルトン(宮下雄一郎訳)「第一次世界大戦期フランスと経済情報の誕生」
〔研究ノート〕橋本行史「乗合バス事業の規制緩和と地域経営」
〔論文〕小谷 賢「戦略決定におけるインテリジェンスの役割」
〔論文〕小窪千早「欧州の戦略環境の変化とフランスの外交・安全保障政策」
〔論文〕ウィリアムソン・マーレー(小谷賢訳)「軍事改革と職業軍人教育」
〔研究ノート〕三浦瑠麗「政軍関係理論をめぐる一考察」
〔ヒストリオグラフィー〕鈴木直志「タブーからの脱却―戦後の西洋史学における近世軍事史研究」
〔書評〕金自成/『イギリスの情報外交』(小谷賢著)
〔書評〕中島浩貴/Bilder von Krieg und Nation(F. Becker)


年報 戦略研究2 「現代と戦略」(2005年1月刊)


(2005年1月発行)本体 2,857円
〔論文〕金子 譲「安全保障概念の多様化と軍事力の役割」
〔論文〕山田 朗「現代日本の軍事戦略と兵器体系」
〔論文〕荒木淳一「ドクトリンの意義とその概念に関する考察」
〔論文〕サイモン・チェルトン(濱田秀監訳)「イラク戦争に対する英国の貢献」
〔論文〕ブライアン・ボンド(石津朋之訳)「英国と第一次世界大戦」
〔論文〕スティーブン・バズエイ(永末聡訳)「メディアと西側世界の戦争のアート1792~1975年」
〔研究ノート〕長島 純「EUの安全保障戦略」
〔ヒストリオグラフィー〕海上知明「孫子研究のために」
〔書評論文〕永田博美「Policing the New World Disorder,Peacebuilding and Police Reform」
〔書評〕石津朋之/『20世紀の戦争とは何であったか』(木畑洋一著)
〔書評〕石津朋之/『ナポレオン戦争―欧州大戦と近代の原点』(D・J・チャンドラー著、君塚直隆ほか訳)
〔書評〕フランク・ホフマン(塚本勝也訳)/The Iraq War: A Military History(W.Murrav & R.H.Scales Jr.)
〔書評〕フランク・ホフマン(塚本勝也訳)/Inevitable Surprise: Thinking Ahead in a Time of Turbulence(P. Schwarts)


年報 戦略研究1 「戦略とは何か」(2003年12月刊)


(2003年12月発行) 本体 2,857円
〔論文〕伊藤憲一「米国主導世界秩序の戦略論的考察」
〔論文〕黒野 耐「国家戦略と同盟―日英同盟の教訓」
〔論文〕C・コーカー(立川京一訳)「英米の防衛パートナーシップ」
〔論文〕永末 聡「第二次世界大戦ヨーロッパにおける戦略爆撃のバランスシート」
〔研究ノート〕山本智之「参謀本部戦争指導課の終戦研究における『絶対国防圏』認識」
〔研究ノート〕塚本勝也「RMA概念の形成とその意義」
〔ヒストリオグラフィー〕川村康之「クラウゼヴィッツ研究のために」
〔書評〕濱田秀/『情報文明の日本型モデル―TRONが拓く次世代IT戦略』(坂村健著)
〔書評〕石津朋之/『戦争の世界史―技術と軍隊と社会』(ウィリアム・マクニール著、高橋均訳)